これで大丈夫!結婚指輪を失くしたときの対処法

二人で大切に選んだ結婚指輪。日常的に身に着けるものですから、紛失などのトラブルも多いのだそうです。「指輪を失くしてしまったけど、パートナーに何て伝えればいいのか分からない」そんな不安にこたえて、指輪を紛失しやすいシチュエーションや、忘れないための対処法をご紹介します!紛失前と紛失後のガイドブックとして、ぜひ参考にしてみて下さい。(2015.02.18公開)

はじめに

二人で大切に選んだ結婚指輪。日常的に身に着けるものですから、紛失などのトラブルも多いのだそうです。
すでに結婚されていて、結婚指輪を身に着けている方だけでなく、これから結婚をするカップルの方も「指輪の紛失」は心配ごとのひとつですよね。
「知らない間に指から抜けてしまっていた!」「指輪を失くしてしまったけど、パートナーに何て伝えればいいのか分からない」そんな不安にこたえて、指輪を紛失しやすいシチュエーションや、忘れないための対処法をご紹介します!紛失前と紛失後のガイドブックとして、ぜひ参考にしてみて下さい。

結婚指輪の紛失パターン

結婚指輪は日ごろから身に着けていることが多いので、紛失しやすいパターンもだいたい決まっています。よくある紛失のケースを知っておくことで、普段から意識しやすくなりますよ。では、紛失しやすいパターンを、シーンごとに確認してみましょう。

家事をしているとき。キッチンで、リビングで…

キッチンで食器や野菜を洗っているときや、部屋で掃除や模様替えをしているときに指輪が抜けてしまっていたというのはよくあるパターンです。
家事に集中していると、指輪が抜けたことに気づきにくいですし、洗剤などを使うので指輪がスルリと抜け落ちてしまうことも多いです。失くしたことに気づいたら、まずは落ち着いて、今日の家事を思い出しながら家の中を順番にたどってみましょう。

お風呂に入っているとき

お風呂に入っているときは指が水に浸かっているので、指輪が外れやすくなります。
さらに石けんやシャンプーに含まれる界面活性剤で、指輪が滑りやすくなるので注意が必要です。浴室やバスグッズの影、排水口のネットの中などを探すと、すんなり見つかるかもしれません。

外出先

厄介なのがこのパターンです。
レストランの洗面所で身だしなみを整えるときに無意識に外していたり、仕事中にタイピングのジャマにならないように外したことを忘れていたり、旅行中に宿の部屋に置いてきてしまったりと、他のことに目がいきがちな外出中には、指輪を失くすリスクが高まります。旅行先などは、すぐに探しに行くことができないケースも多いので、いつも以上に意識をするようにしましょう。

スポーツをしているとき

スポーツやジムなどで運動をしているときも、指輪を紛失しやすいシチュエーションといえるでしょう。
というのも、スポーツ中などで体を激しく動かしていると、指輪が抜けたことにも気づきませんし、にじみ出る汗や皮脂で指輪が抜けやすくなってしまうからです。運動前には、なるべく指輪を外すようにして、ポーチやケースの中にしまうように習慣づけましょう。

指輪を失くしてしまったときにパートナーに言う?言わない?

結婚指輪を失くしてしまったとき、そのことをパートナーに伝えるか、伝えないかで迷う方もいると思います。もらったプレゼントを失くしてしまうことは、プレゼントをしてくれた人も、失くしてしまった人も悲しいものですよね。

ただ、そんなシチュエーションのときに、失くしたことを黙ったままだったり、嘘をついてごまかすのはやめましょう。もしかしたら、言わない方が良いというケースも中にはあるかもしれません。ですが、基本的には、失くしたことを正直に話して謝るようにしましょう。

うやむやにしたり、嘘をついたりするよりも、正直に、そして謙虚に謝れば、きっとパートナーの方も分かってくれるはずです。悲しいトラブルを起こさないためにも、日ごろから意識をしたり、この後でご紹介する失くさないための対処法を実践してみてくださいね。

結婚指輪を失くしてしまったらどうする?失くした後の手順まとめ

結婚指輪を失くしたことが発覚したら、まずは思いあたる場所を一通り探してみましょう。気づくまでに行った場所、触った場所など、抜けもれなく探すことがポイントです。そのときに着ていた洋服のポケットや、持っていたカバンやポーチの中も忘れずに確認しましょう。

それでも見つからなければ、警察に紛失届(正式には「遺失届出書」)を出す必要があります。遺失届出書は交番でも申請することができるので、失くした場所から一番近い交番へ行きましょう。
遺失届出書は、指輪の色や材質、ブランド、失くした場所、失くしたことに気づいた時間などを記入のうえ、申請します。遺失届出書を出すと、遺失届出書に記入した紛失情報が警察のデータベースに登録されます。

失くなったものが交番に届くと、データベースと照合されて、落とし主に連絡がくるような仕組みになっています。指輪は同じようなデザインが多いので、なるべく詳しい情報を伝えるようにしましょう。指輪の見た目が判別できる写真などがあると、より探しやすいかもしれません。

また、警察に届いてる品物はインターネットで見ることができます(警視庁(東京都)の場合は「落とし物検索 警視庁」から)。落とし物の種類ごとに分類されていて、指輪を探す場合は「貴金属類」から「指輪」を選択します。

落とし物をした時期、落としたと思われる場所を選ぶと、登録されている落し物の一覧を見ることができるので、その中に自分の失くした場所や時期とマッチするものがあれば、問い合わせるようにしましょう。と(いずれも警視庁の場合)。ただ、画像などを確認することはできないので、本当に自分のものかどうかは、実際に問い合わせてみないと分かりません。

購入ブランドに紛失時保証サービスがないかを再度チェック

ブランドによっては、購入してから数ヶ月~1年程度の期間にわたって、紛失時の保証サービスがついてくることもあります。
ブランドにもよりますが、購入時の証明があれば、同じデザインの指輪を割引価格で購入することができるといった保証サービスが一般的です。サービスの内容は、購入時についてきた保証書の中に書いてあることが多いので、今一度確認してみましょう。

見つからなかった…無念の買い直し

紛失から数ヶ月、警察への問い合わせや必死の捜索もむなしく、指輪が見つからないというケースもあります。そういった場合に、結婚指輪そのものを諦めるか、買い直すかのどちらかを選ばなくてはいけません。
どちらの場合もネックになるのはやはり「金額」ですよね。結婚指輪は高価なものですから、買い直すにはお安くすませたいもの。ここでは安価に結婚指輪を取りもどす方法をご紹介します。

銀粘土などで手作りする

「アートクレイシルバー」という手作りジュエリーの素材をご存知でしょうか?
これは銀粘土を使ってオリジナルのジュエリーを簡単に手作りできるものですが、これを使って結婚指輪を作ることもできるのです。デザインも自由に選べますし、自分好みの指輪を作ることができるので、もしかしたら、失くした結婚指輪よりも思い入れが深い指輪になるかもしれません。

作るときも専門の職人の方に教えてもらいながら作業することができるので、不器用な方でも安心して作れますよ。
費用は、シンプルなデザインの指輪なら一組で一万円程度、作業時間も二時間ほどで完成させることができます。

比較的安価なチタンリングにする

医療用の貴金属としても用いられているチタンという素材は、安全性の高さから金属アレルギーの方に向いているといわれています。最近では結婚指輪の素材としても使われることが増えていて、変色や変形に強いという性質や、豊富なデザイン性から人気が高まっています。

チタンリングは価格が安いので、買い直しをしやすい指輪といえるでしょう。軽くて丈夫なチタンリング、普段使いをする上でカジュアルに身に着けられるのも嬉しいメリットですね。
二人の思いがこもった最初の結婚指輪を失うのはとても惜しいですが、もし紛失してしまったとしても、それ以上の価値がある指輪を手に入れられることもあります。紛失してしまうことは誰にでもあることなので、気を落とさずに前向きに考えてみましょう。

結婚指輪は絶対に紛失したくない!紛失を防ぐポイント

ここまで、紛失した場合の対処法を詳しくご紹介してきましたが、やはり紛失しないことが一番です。未然に紛失を防ぐポイントをチェックしてみましょう。

指輪のサイズを適正サイズに

当たり前のことかもしれませんが、指輪のサイズが合っていないと、抜け落ちる可能性が高くなってしまいます。結婚指輪は毎日身に着けるものなので、着け心地の面でもぴったり合ったサイズにしたいものですよね。
ですので、指輪のサイズ選びは入念に行うようにしましょう。ブランドによっては購入から数年以内であれば、サイズ直しが無料でできるところもあります。体型の変化に応じて、ぴったりのサイズにリフォームするのもおすすめです。

指輪の定位置を決めておく

結婚指輪を外した場合、保管するところをあらかじめ決めておくという方法は、シンプルながら非常に効果的です。掃除をしたり、ガーデニングをしたりする前に指輪を外すという方もいるかと思いますが、そういったときにケースやアクセサリートレイなどにしまう習慣をつけるようにしましょう。忘れることがグッと減ります。

また、ケースやトレイなどアクセサリーをしまう場所も、定位置を決めておくことが重要です。指輪を外すことが多いキッチンや洗面所、玄関といったところに置くようにすると便利ですよ。
ほかにも、指輪にチェーンを通してネックレスにするといった方法もあります。指から抜ける心配もなくなりますし、おしゃれにアレンジできるのでおすすめの方法です。大切な思いがこもった結婚指輪、失くさないように気をつけてみてくださいね。