神前式でも結婚指輪の交換はするの?

結婚指輪の交換はキリスト教徒のイメージが強いですが神前式の場合はどうでしょうか。指輪の交換は宗教の儀式ではなくパフォーマンスの一つとして取り入れられたものであり神前式の場合でも行われることが一般的です。

はじめに

結婚式といえば、指輪の交換。牧師の前で、白いウエディングドレスを着た花嫁が、花婿から薬指に指輪をはめてもらうシーンは、ドラマなどでもよく見かけます。

指輪の交換は、キリスト教式の結婚式のイメージが強いですが、神前式ではどうなっているのでしょうか。

神前式での結婚指輪にまつわる事情を見てみましょう。

 

神前式での「結婚指輪交換」事情

神前式でも指輪の交換は行われるか? その答えは、「YES」です。キリスト教式と同じように、式の途中で結婚指輪交換の時間が設けられ、新郎新婦はお互いの薬指に指輪をはめあいます。

この結婚指輪交換は、キリスト教式の儀式のうちの一つと思われがちですが、実は宗教の儀式とはまったく関係がないといわれています。いってみれば結婚式のパフォーマンスの一つとして取り入れられたものであり、指輪交換をしなければ、二人の結婚が成立しないということはありません。

場合によっては、挙式ではなく、披露宴などで指輪交換を行うカップルもいます。

神前式においても、必ずやらなければならないことではないですが、本人たちや出席者からしてみれば、恒例になっているもの。期待に応える意味でも、演出としてやっておきたいところではあります。

 

神前式の流れの中で、いつ結婚指輪を交換する?

神前式での挙式は、神社やホテルの館内神殿で行われるのが一般的です。神前式では、それぞれに決まった作法のある儀式が、順序立てて行われます。

その中で、指輪の交換は、式の後半に行われるのが一般的。

例えば、熱田神宮での儀式殿挙式を例を挙げると、「参進→修祓→御垣内参拝→手水→修祓→祝詞奏上→結盃→誓詞奏上→玉串拝礼→指輪交換→神楽→親族盃」といった流れで行われます。

簡単に説明すると、まず新郎新婦が入場した後、斎主のお祓い、祈りが執り行われ、その後、「三々九度」の杯で、夫婦となる二人が御神酒を交わして永遠の契りを結びます。

その後、新郎新婦が神前で誓いの言葉を読み上げたら、玉串を捧げて「二杯二拍手一礼」をします。仲人の夫婦や両家の代表がこれに続いて行ったら、いよいよ、結婚指輪交換の場面となり、式のクライマックスを迎えます。指輪交換後、巫女による神楽の舞などが行われ、両家の親族が順に御神酒をいただいて、斎主の挨拶などの後に式が終了します。

 

神前式では、指輪の交換の際は、斎主が三方にリングを載せて運んできてくれます。その際のリングピローも和風のものが多いようです。近年、和風アレンジのリングピローは、オシャレになってきているようですよ。

キリスト教式か、神前式かを迷われている方は、どちらも結婚指輪交換の儀式を入れられることを覚えておいてくださいね。

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