結婚指輪に使う素材選び、どうする?

結婚指輪のリングアーム部分には様々な素材があります。その素材によって、メリットやデメリットがありますので結婚指輪選びには素材から選んでみてはいかがでしょうか。人気の結婚指輪選びなら、「結婚指輪ランキング~人気ブランド2017~」。

はじめに

結婚指輪のリングのアーム部分に使用する素材には、いろいろな種類があるのをご存知ですか? それぞれの素材によって、色の違いや光り具合などのデザイン面から、日常遣いに適した硬度か、金属アレルギーが起きないかなどの実用・機能面などにおいて、メリットもデメリットもあります。また、金属そのものが持つ希少性も配慮したいところです。深く追求していくと、決めるのに十分な吟味が必要になるリングの素材選び。そのコツをチェックしてみましょう!

素材によって異なる特徴

結婚指輪によく使われるアームの素材には、プラチナを筆頭に、ピンクゴールドやホワイトゴールド、プラチナとゴールドの合金、シルバー、ゴールドなど実に多様な種類があります。

一番人気! 輝きが美しいプラチナ

結婚指輪の素材の定番といわれるプラチナは、シルバーのように輝き、ゴールドのように錆びることのない人気の素材です。
ほかの金属と混ぜなくても、そのものが白く輝く珍しい金属で、この白さはダイヤモンドとの相性も抜群。さらに、変色にも強いのでその白さは永遠に続くとも。汗や酸、アルカリにも強く、温泉に入っても変色しません。金属アレルギーが起こりにくいのも特徴です。そのため、「不変の愛」にかけ、日本では婚約指輪や結婚指輪で最も多く選ばれる素材です。

その上、プラチナは伸縮性に富んでおり、粘性も高い金属です。そのため、緻密なデザインの結婚指輪のデザインを表現することができ、ダイヤモンドなどの宝石をしっかりと留めることにも適しているのです。

ただし、単体では柔らかすぎるため、ほかの金属と混ぜ合わせて使われます。プラチナの含有率に合わせて、「Pt1000」「Pt950」「Pt900」「Pt850」の4つのランクに分けられており指輪では多くの場合、Pt950(含有率95%)、Pt900(含有率90%)です。
プラチナの価値は、時を経ても落ちることはなく、長く使う結婚指輪に最適な素材と言えます。

上品なかわいらしさ! ピンクゴールド

そのかわいらしい色合いと肌なじみの良さで人気のピンクゴールドは、金や銀、銅の合金でできた素材です。毎日身に着けるリングとして、どんなファッションにも合わせやすく、柔らかく優しいイメージが魅力です。他のゴールドに比べ銅の比率が高く、硬度が高いという特徴があります。

しかし、硬度が高い分、加工がしにくくサイズ変更が難しい場合もあります。加えて、ピンクゴールドを選ぶ時に知っておきたいのは、汗や温泉の成分によって変色することがあるということ。温泉に入るときは指輪を外すなど注意が必要です。

普段使いにぴったり! ホワイトゴールド

ホワイトゴールドはもともと黄金色をした金に、銀やパラジウムなどの白色金属を合わせ銀白色に加工した金合金です。プラチナと比較されることもありますが、プラチナに比べて少しシャンパンゴールドのような色味があり軽いのが特徴。硬度は高く、プラチナに比べるとお手頃な価格なので、日常使いにピッタリと言えます。

一方で、白銀色のメッキを加工して作られているものがほとんどなので、メッキが剥がれ地金が出て色合いに変化が出ることもあります。その場合は再加工で元のような色合いに戻すことができます。

アンティークな雰囲気……華やかなゴールド

アクセサリーだけでなく通貨やお守りなど、あらゆる場面で使われてきた身近な素材。世界中どこに行っても愛される華やかなゴールドも、結婚指輪として人気の素材です。
アンティークな雰囲気もあり、年齢を重ねても飽きずにつけられるゴールドは、結婚指輪として多くの人に選ばれています。
海外では結婚指輪の主流はゴールドなんだそう。また、年を経ても価値が落ちることがありません。プラチナよりも、変色しにくいので、長きにわたって輝きを保つことができます。もし仮に変色をしても、再度メッキを施せば問題なし。一番の特徴はその延びのよさにあり、1gのゴールドを薄く伸ばしていくと、3000㎠にもなるとか。プラチナ同様に、純度100%のままでは柔らかすぎるため、装飾品として使うときは別の金属を混ぜ合金として使われるのが一般的です。ゴールドの量によって、K24、K18、K14、K9などの種類に分けられ、ゴールドを75%配合したK18がアクセサリーの主流です。混ぜ合わせる金属の種類によって、色が変化し、ピンクゴールドやレッドゴールド、ホワイトゴールドなどが作られます。日本人の肌色に合うという理由で、若い人を中心に人気なのはピンクゴールド。ゴールドはプラチナ同様にアレルギーを起こしにくい素材ですが、混ぜ合わせる金属によってはアレルギー反応が出てしまうこともあるので、金属アレルギーの方にはK18がおすすめです。

カジュアル志向にぴったり! シルバー

その手頃な価格から指輪をはじめアクセサリーに幅広く使われており、男性でも使いやすいとして定番の素材になっています。すべての金属のなかで、もっとも光を反射するため、しっかりと磨けばプラチナよりも輝くそう。ただ、傷がつきやすいというデメリットもあります。丈夫で腐食に強い素材ですが、汗や皮脂を柔らかい布でふきとってあげることもおすすめです。シルバーのメリットとしては、プラチナやゴールドよりも安価で手に入るので、日常使い用であれば気軽に買い替えられるという点があげられます。加工しやすい素材なので、こったデザインのものが多いのも普段使いしやすい理由のひとつです。

腐食や傷に強い質実剛健な素材!チタン

最近注目の集まっているレアメタルのうちの1種。プラチナやゴールドよりも価格が低く、それでいて丈夫で錆びないため、若い人の間で人気が高まっています。驚くのは、その軽さ。見た目からは想像のつかないほど軽く、誰もが手にもって驚くレベル。ほかのどんな素材よりも金属アレルギーが出ないとされ、医療の現場でも活躍している素材です。そして、一番の特徴は頑丈さ。そのためほかの素材よりも傷がつきにくいと言われています。ただ、頑丈すぎて購入後にサイズ直しができないというデメリットも。特殊な酸化加工を施し、カラフルに色付けできるので、人と違った指輪をしたいという方の間で人気があります。

自分たちに合った指輪の素材を選ぼう

では、これらの素材はどんな風に選べばいいのでしょうか? やはり毎日、この先一生身につけたいというカップルにおすすめの素材はプラチナです。傷がつきにくい、変形しにくいだけでなく、変色やサビにも強いといわれています。しかし、とても希少性が高いため、価格は必然的に上がります。一生ものと思えば、必要な投資の範囲ともいえるでしょう。

また、ゴールドがおすすめなのは、肌の色との相性が気になるという人です。色白の肌には、ピンクゴールドが映えることから、自分にぴったりと感じる女性も多いようです。また、色黒の肌には、ホワイトゴールドやイエローゴールドが似合うといわれています。

通常のイエローゴールドは、一般的な日本人の肌色にふさわしい色合いでもあります。シルバーは、費用を抑えたい人におすすめです。ただし、素材の強度の面から、メンテナンスを要することがあるので、将来費用がかさむ可能性があるのも考慮してチョイスしたいものです。

直接指に触れる素材部分は、一生身につける結婚指輪にとって、特に重要です。金属アレルギーの有無はもちろん、デザイン、強度、実用性など色々な観点から選ぶようにするのをおすすめします。

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