プラチナだけじゃない! おすすめの素材を徹底解析

結婚指輪でよくおすすめされる素材はプラチナです。しかし、プラチナ以外にも素晴らしい素材がありますので紹介していきます。

はじめに

恋人とのペアリング、婚約指輪や結婚指輪、そして自分へのご褒美やラッキーアイテムとしてなど、指輪を購入する目的は様々。せっかくなら、そこに込められた意味や目的に合わせて、どの素材の指輪を買うのか、こだわってみてはいかがでしょうか? 今回は指輪によく使われる素材についてご紹介します。

●プラチナ

シルバーのように輝き、ゴールドのように錆びることのない人気の素材。ほかの金属と混ぜなくても、そのものが白く輝く珍しい金属です。この白さはダイヤモンドとの相性も抜群。さらに、変色にも強いのでその白さは永遠に続くとも。汗や酸、アルカリにも強く、温泉に入っても変色しません。金属アレルギーが起こりにくいのも特徴です。そのため、「不変の愛」にかけ、日本では婚約指輪や結婚指輪で最も多く選ばれる素材です。

ただし、単体では柔らかすぎるため、ほかの金属と混ぜ合わせて使われます。プラチナの含有率に合わせて、「Pt1000」「Pt950」「Pt900」「Pt850」の4つのランクに分けられており指輪では多くの場合、Pt950(含有率95%)、Pt900(含有率90%)です。

また、Pt1000は実際のところ、プラチナ100%だと柔らかすぎて加工ができないので、たいてい0.1%だけほかの金属を混ぜていますが、柔らかさはあるものの、しなやかさもあるので、傷がつきにくいという特徴もあります。ただ、プラチナは産出量が少ないため、Pt1000の場合はどうしても高価になってしまいます。

●ゴールド

アクセサリーだけでなく通貨やお守りなど、あらゆる場面で使われてきた身近な素材。海外では結婚指輪の主流はゴールドなんだそう。プラチナよりも、変色しにくいので、長きにわたって輝きを保つことができます。もし仮に変色をしても、再度メッキを施せば問題なし。一番の特徴はその延びのよさにあり、1gのゴールドを薄く伸ばしていくと、3000㎠にもなるとか。プラチナ同様に、純度100%のままでは柔らかすぎるため、装飾品として使うときは別の金属を混ぜ合金として使われるのが一般的です。ゴールドの量によって、K24、K18、K14、K9などの種類に分けられ、ゴールドを75%配合したK18がアクセサリーの主流です。混ぜ合わせる金属の種類によって、色が変化し、ピンクゴールドやレッドゴールド、ホワイトゴールドなどが作られます。日本人の肌色に合うという理由で、若い人を中心に人気なのはピンクゴールド。ゴールドはプラチナ同様にアレルギーを起こしにくい素材ですが、混ぜ合わせる金属によってはアレルギー反応が出てしまうこともあるので、金属アレルギーの方にはK18がおすすめです。

●シルバー

その手頃な価格から指輪をはじめアクセサリーに幅広く使われており、男性でも使いやすいとして定番の素材になっています。すべての金属のなかで、もっとも光を反射するため、しっかりと磨けばプラチナよりも輝くそう。ただ、傷がつきやすいというデメリットもあります。丈夫で腐食に強い素材ですが、汗や皮脂を柔らかい布でふきとってあげることもおすすめです。シルバーのメリットとしては、プラチナやゴールドよりも安価で手に入るので、日常使い用であれば気軽に買い替えられるという点があげられます。加工しやすい素材なので、こったデザインのものが多いのも普段使いしやすい理由のひとつです。

●チタン

最近注目の集まっているレアメタルのうちの1種。プラチナやゴールドよりも価格が低く、それでいて丈夫で錆びないため、若い人の間で人気が高まっています。驚くのは、その軽さ。見た目からは想像のつかないほど軽く、誰もが手にもって驚くレベル。ほかのどんな素材よりも金属アレルギーが出ないとされ、医療の現場でも活躍している素材です。そして、一番の特徴は頑丈さ。そのためほかの素材よりも傷がつきにくいと言われています。ただ、頑丈すぎて購入後にサイズ直しができないというデメリットも。特殊な酸化加工を施し、カラフルに色付けできるので、人と違った指輪をしたいという方の間で人気があります。

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