指のかぶれ、その原因は?

指輪を着けている指がかぶれている原因はさまざまです。指輪の汚れだけでなく、皮膚の感染症や金属アレルギーの可能性も…。気になる方は病院へ。

はじめに

指輪をつけている指だけなぜか赤くかぶれてしまう。そんな症状にお困りの方はいらっしゃいませんか?指輪でかぶれたときに真っ先に思い浮べるのは金属アレルギーです。そして、実はアレルギー以外にもかぶれが起こる可能性があります。それぞれ原因と対策についてご紹介します。

指輪をきれいにすれば治る?

指輪をはずしてその内側を見てみてください。指輪の刻印や宝石の裏側の隙間が汚れてはいませんか? 皮脂汚れや石鹸、洗剤の汚れがたまりやすい部分です。小さな隙間にたまった汚れが刺激物となり、肌に触れ続けることによってかぶれてしまう場合があるのです。また、その隙間に残った水分が汚れやあかをため、雑菌の温床になっているケースもあります。指輪をつけているとその指だけ赤くかぶれるという方は、まずは指輪の汚れを疑ってみましょう。歯ブラシと台所用の中性洗剤を使って磨けば、自宅でも指輪を洗うことができます。ただ、ついている宝石によっては水に触れないほうがいいものもあるので、迷ったら指輪を買ったショップにもっていってクリーニングしてもらうのが最も安心です。

皮膚の感染症かもしれない

指輪をきれいにしても指がかぶれるという場合は、カンジダ性指間びらん症かもしれません。指の間が水虫のようにじゅくじゅくしている場合はこの可能性が高くなります。水仕事をしている女性に多い感染症で、高温多湿で蒸れた場所を好むカンジダ菌が繁殖することで起こる病気です。かゆみは少なめですが肌がただれてしまうことも。幅広の指輪など蒸れやすい指輪をつけている方は特に注意が必要です。カンジダ症は、体のいたるところに感染する病気なので発症したらきちんと皮膚科に通い、菌がなくなるまできちんと治療をすることが大切です。基本的には塗り薬を処方してもらうことで、わりと短期間で治すことができるので、ほかに広がる前にきちんと治すようにしましょう。

もし金属アレルギーだったら

そして最後にご紹介するのが金属アレルギーです。指輪をつける指をかえてもかぶれが起こってしまう場合は、その金属に反応している可能性がかなり高いです。かぶれている部分をいじってしまうと跡が残ってしまうので、もしかゆみがあっても触れないようにしてください。金属アレルギーの疑いがある場合は、病院でアレルギーテストを受け、どの成分に反応しているかを知っておくと今後のアクセサリーを選ぶのに役立ちます。

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