結婚指輪のセッティングどうする？

はじめに

みなさんは、結婚指輪のセッティングをご存知ですか？　今、まさに結婚指輪を購入しようと考えているあなたには、ぜひ知っておいてほしいものです。セッティングとは、石の付いた指輪の、いわゆる石が置かれる台座のようなもの。このセッティングの部分に、石が留められるというわけです。セッティングには色々な形状があり、デザインによって大きく印象が変わってきます。

結婚指輪のデザインを検討する際には、アームの形や太さ、模様などと一緒に、このセッティングについても考慮に入れて選ぶのをおすすめします。

セッティングにはどのような種類がある？

一般的には、セッティングの種類には、立て爪、爪なし、ベゼルセッティング、パヴェ、チャネルセッティングなどがあります。

立て爪とは、いわゆるダイヤが一粒光る婚約指輪の定番デザイン。6本、もしくは4本の爪で一粒のダイヤを支える形です。立て爪が美しいのは、側面から光が差し込んだとき。ダイヤのきらめきが実に美しく映えます。

爪なしとは、爪がない状態で宝石を留めるセッティング方法です。この爪なしのセッティングには、ベゼルセッティングやはさみ留めなどの種類があります。爪なしのメリットはなんといっても日常使いに便利なところです。立て爪は服や物にひっかかりやすいですが、爪なしは宝石の高さも低いのでひっかかる心配がありません。

美しいセッティング方法

ベゼルセッティングやパヴェ、チャネルセッティングについても、どのようなセッティング方法なのかを見てみましょう。

ベゼルセッティングとは、爪なしの留め方ですが、地金の部分に溝をつくって、その溝に石をつめて囲うようにする方法です。一つだけ石がはめこまれた結婚指輪は、よく見られるデザインです。

パヴェは多くの石をまるで石畳のように敷き詰めていくセッティング方法で、ゴージャスで華やかな婚約指輪によく見られるものです。

また、チャネルセッティングは2列の爪で、複数の石を一列に並べて両側から留める方法です。レール留めともいわれています。

結婚指輪の中には、メレダイヤをアームの側面に敷き詰めるパヴェセッティングがよく見られます。メレとは、0.2カラット以下の小粒のダイヤモンドのこと。例えば、24粒ほどの厳選されたメレダイヤが細身のリングに施されたデザインのリングや、ウェーブラインにメレダイヤをいくつかちりばめた華やかなリングがあります。

セッティングを考慮すれば、結婚指輪選びの幅もさらに広がります。ぜひ検討してみてくださいね。