サッカー選手は結婚指輪禁止なの?

昔はテレビでサッカー選手の指に結婚指輪が光っているのを見ることができました。しかし最近では全く見かけませんよね。サッカー選手は結婚指輪が禁止なのでしょうか?

はじめに

昔はテレビでサッカーを見ていると、サッカー選手たちの指に結婚指輪が光っていたり、テーピングされていたりするのを見かけることが多かったものです。しかし、最近ではそれも目にすることはなくなりました。あるとき、一切の装身具の着用は認められない規定になったからです。

そんなサッカー選手たちの結婚指輪にまつわるお話を紹介します。

サッカー選手は結婚指輪禁止?!

2005年にイタリアサッカー協会が、サッカー選手と審判員がピッチ上で貴金属をつけることを禁止する旨を発表しました。これによって、これまでキラキラしていたオシャレにも見えるサッカー選手たちの左手薬指の結婚指輪や、テーピングが施された指を見ることはなくなったのです。

また、日本でも2006年に一切の装身具の着用が禁止されました。これは、日本サッカー協会による競技規則に基づいています。指輪やアクセサリーはもちろん、指輪を覆うテープの使用も禁止に。すべて試合前に外さなければならなくなったのです。もし結婚指輪などをつけたまま出場してしまうと、国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)と同様に、「反スポーツ的行為」として警告処分がくだされます。

もちろん、安全性を一番に考えたルールですが、夫婦の絆である結婚指輪を外さなければならないということに対して、ショックを受けた人もいるようです。

有名なゴールパフォーマンス「結婚指輪にKiss!」
ところで、サッカー選手と結婚指輪は、意外にも密接に結びついているのをご存じですか?それは、スペインのマドリード出身の選手であるラウル・ゴンサレスが行っていることで有名な、ゴールパフォーマンスからきています。彼はゴールを決めると、まるで儀式のように結婚指輪、もしくは薬指にキスをするのです。この定番パフォーマンスは有名になり、他の選手もまねするまでになりました。

以前はユニフォームの背番号を指差すゴールパフォーマンスだったそうなのですが、キスのパフォーマンスは彼の子どもたちのお気に入りだそうです。そもそも、ラウルにとって、このパフォーマンスは家族にささげる意味があるといいます。他の選手がまねしたくなるのも分かりますね。

サッカー選手とはいえ、一人の夫であり、子どもの父親です。結婚指輪を見かけるシーンはほとんどなくなりましたが、一切つけてはいけないというのは、ちょっとさみしいものですね! 試合以外の生活シーンでは、ぜひつけていてほしいものです。

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